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四季の彩りを綴ります

霧島山麓の大自然が育むおいしい緑茶「霧島茶」

2012年5月1日
茶畑と鹿児島空港 野山にみずみずしい新緑があふれるさわやかな季節となりました。5月の風物詩と言えば、風にはためく鯉のぼりや茶摘みの風景でしょうか。
実は、鹿児島県は荒茶の生産量が静岡に次いで全国2位のお茶処。鹿児島空港がある霧島市も県内有数のお茶の産地で、空港周辺にも霧島連山を借景にした美しい茶畑が広がっています。
そこで今回は、霧島山麓の自然が育んだ風味豊かな緑茶『霧島茶』の話題をお届けします。
おいしいお茶作りに適した霧島

茶畑 標高1700メートルの韓国岳を筆頭に1千メートル級の山々が連なる霧島連山。たびたび幻想的な霧に包まれるこの地は、太古の火山噴火によってできたミネラル豊富な土壌、山から湧く冷たく清らかな水、寒暖の差が激しい気候など、おいしいお茶を育むための条件が全て揃っています。

このあたりでは溝辺地区や牧園地区などを中心に、昔から茶栽培や製茶業が行われていましたが、平成17年の霧島市合併を機に『霧島茶』ブランドとして統一。以来、茶業に関わる人々が一丸となって品質の向上に努めてきました。 お茶の葉その甲斐あって、平成22年度と23年度の全国茶品評会では2年連続で30キロ部門の産地賞1位を獲得。『霧島茶』の名を全国に知らしめることとなりました。
まろやかな旨みとコク、高冷地特有のさわやかな香り、美しい水色(すいしょく)が霧島茶の特長です。

樹齢300年を超える『日本一の大茶樹』

日本一の大茶樹 そんな霧島茶のルーツとも言えるのが、かつて霧島の中津川地区にあった樹齢300年を超える日本一の大茶樹です。
江戸時代の初期に植樹されたというその茶樹は、高さ約4.5メートル、枝張りが南北に9.6メートル、東西に7.5メートルもの巨樹で、昭和12年には国の天然記念物の指定を受けています。
この大茶樹は昭和20年ごろに枯れてしまいましたが、その前に挿し木をしていた木が成長し、「二代目霧島大茶樹」として現存しています。この茶樹も樹齢およそ130年の大樹で、自然のままでこれほど大きくなった茶樹は国内でも珍しいのだとか。

霧島茶のシンボル「大茶樹公園」

大茶樹公園 昨年、霧島市で行われた全国お茶まつり大会に先駆けてこの大茶樹がある一帯が「大茶樹公園」として整備され、もともとそこにあった大茶樹2本に民家の庭にあった3本が加わりました。これらは霧島茶のシンボルとして地元茶農家有志による「霧島大茶樹保存会」の皆さんに大切に守られています。

1960年代から途絶えていたという大茶樹の茶摘みも、平成18年の「霧島大茶樹保存会」発足と共に再開されました。大茶樹公園の広さ「大茶樹茶摘みまつり」という形で昔ながらの茶摘みの風景を再現し、地元の女性たちがやぐらを組んだ大茶樹の周りで新芽を摘みます。手摘みされた茶葉は釜炒りされ、霧島神宮と鹿児島神宮に奉納されるとか。今年の「大茶樹茶摘みまつり」は5月27日に予定されているそうです。

霧島茶の新茶をぜひご賞味ください!

霧島では4月の中旬あたりから茶摘みが始まり、5月になるとあちこちで「新茶」のノボリを見かけるように。茶農家にとって茶摘みは家族や親戚をあげての大仕事。老若男女がつややかな若葉が輝く茶畑に集い、皆で力を合わせて茶摘みを行います。

1年分の旨みと栄養がギュッと詰まった新茶のおいしさは格別。『霧島茶』は鹿児島空港内の店でも販売していますので、ぜひご賞味ください。

「霧島茶」
【お問い合わせ】0995-45-5111(霧島市役所農林水産部)

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