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かごしま四季彩情報

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南北600キロにも及ぶ鹿児島は気候も風土も様々。
温泉、グルメ、お祭りなど県内各地の多彩な情報を四季を通じてご紹介します。

風光明媚な海辺の町で世界の名画に触れる「松下美術館」【2010年9月】

map とりわけ暑さが厳しかった今年の夏。9月に入って、日中はまだ暑気が残るものの、朝晩はずいぶん過ごしやすくなりました。気候のよい季節は何をしても気持ちがいいもの。食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋・・・。皆さんはどんな秋をお過ごしでしょうか。
さて、今回ご紹介するのは芸術の秋を満喫するのにふさわしいスポット。霧島市福山町の「松下美術館」には、初代館長が私財を投じて国内外から収集した名画名作がずらりと並び、地元の人々や多くの美術愛好家から親しまれています。

子ども達が本物の絵に触れられる場所を

展望霧島市福山町は江戸時代から伝わる伝統の黒酢造りで有名な町。シラスでできた丘陵地にはいたる所にかめつぼの並んだ“壺畑”が広がっています。錦江湾奥の静かな入り江に面し、その先には噴煙を上げる桜島の姿も。
この風光明媚な海辺の町に美術館ができたのは昭和58年のこと。初代館長の故松下兼知氏は隣接する精神病院の医師でしたが、幼少の頃から絵が好きで、一時は画家を志していたというほどの美術好き。高田力三氏の作品「パリの朝」を皮きりに国内外の絵画を次々と買い求め、かなりの数のコレクションができた時、「地元の子ども達が本物の絵に触れられる場所を作りたい」との想いから本格的な美術館設立へと踏み切ったのです。

テーマの異なる6つの美術館をめぐる

1号館入り口1号館から6号館まで趣が異なる6つの建物からなる松下美術館。錦江湾と桜島を見下ろす広い丘陵地の斜面に各々の建物が点在し、1号館で受付をすませた後は自由に見て回ることができます。

赤レンガで造られた2階建の瀟洒(しょうしゃ)な建物が1号館。ここには松下美術館の多彩なコレクションの中でも、特に代表的な作品ばかりが展示されています。1号館館内1階には黒田清輝、東郷青児、藤島武二、和田英作など鹿児島ゆかりの作家たちによる近代洋画が、2階にはピカソ、モネ、ルノワール、ドガなど17世紀から20世紀初頭にヨーロッパで活躍した作家たちの名画がずらり。
1階奥にはロココ調の装飾がなされた特別室があり、17世紀スペインの宮廷絵師・ムリーリョの「婦人肖像」に描かれた美しい女性が、きらびやかな額縁の向こうから静かにこちらを見つめています。

古代エジプト出土品から現代絵画まで

2,3号館1号館の隣にある円形の建物が2号館。実はここ、戦時中に長崎で被爆した経験を持つ松下氏が核シェルターとして造ったもので、分厚い扉を開けて大理石の階段を下りると、そこが展示室になっていて、現代絵画や古い薩摩焼などが飾られています。

3号館は中近東資料館としてエジプトやギリシャの出土品や資料などが、ベンガラ塗りの土蔵造りの4号館には雪舟や狩野派の掛け軸や屏風絵などが展示されています。5号館には南九州に残る貴重な面を中心に、古い農具や生活用具などが並んでいます。そして、手入れの行き届いた日本庭園の中にある6号館は、白壁となまこ壁が印象的な純和風の建物で、通常は故松下兼知氏の遺作や薩摩焼が展示されていますが、貸しギャラリーとして作品展などに利用することもできるそう。
4,5,6号館 この秋、ゆっくりとした時間が流れる海辺の町で世界の名画と出会い、感性を豊かにするプチ旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。

松下美術館
【住所】鹿児島県霧島市福山町福山771番地
【開館時間】10時~17時(入館は16時30分まで)
【休館日】 毎週月曜日(祝日に当たる場合は翌日)、
1月1日、12月31日
【入館料】 一般500円、大・高生300円、小・中学生200円、
幼児は無料。団体割引有り。
【お問い合わせ】0995-55-3350

南さつま最大の夏祭り!『さつま黒潮 「きばらん海」 枕崎港まつり』【2010年8月】

map 長かった梅雨も明け、いよいよ夏も本番!六月灯や夏祭り、花火大会など各地で楽しいイベントが目白押しですね。
今回ご紹介するのは、薩摩半島の南端にある枕崎漁港を舞台に、毎年8月の第1土日に行なわれている『さつま黒潮 「きばらん海」 枕崎港まつり』。初めての開催から60年近い歴史を持ち、枕崎市民が一丸となって盛り上げる伝統ある祭りです。

全国有数の“かつおのまち”枕崎

枕崎港 枕崎といえば、かつおやかつお節が全国的にも有名ですよね。かつおの年間水揚げ量は約13万トンで、そのほとんどがかつお節の原料になるそう。枕崎・山川産のかつお節は全国の生産量の約7割を占め、日本一を誇ります。かつお漁の拠点となるのが東シナ海に面した枕崎漁港。黒潮の恵みを受け、古くから南の水産業の要として栄えてきました。

そんな枕崎漁港で航海安全・大漁を祈願する夏祭りが初めて開催されたのは、1951年(昭和26年)8月のこと。60年近い歴史を経て、今では県内外から10~13万人もの人が訪れる南さつま最大の祭りに発展しました。

枕崎らしさあふれる催しの数々

祭り 今年の『さつま黒潮 「きばらん海」 枕崎港まつり』は8月7日(土)・8日(日)に開催。枕崎漁港をメーン会場に、両日ともさまざまな催しが繰り広げられます。

1日目の目玉は夕方から枕崎市民や団体が参加して盛大に行なわれる総踊り。はんや節、おはら節、歌手・天達美代子さんの生歌による枕崎音頭などを総勢2800人もの人がにぎやかに踊ります。
このほか、地元の船主さんたちによる船団パレードや地元の団体による歌や踊りのステージなども。
夕方からは枕崎名産のかつお節をたっぷりつかった冷やしうどんや、冷や奴、茶節などの無料配布やかつおパックのつかみ取り、かつお節削り体験など、“かつおのまち”枕崎ならではのイベントも盛りだくさん。
神輿

祭りのフィナーレは大迫力の3尺玉花火!

神輿 2日目は40基もの大漁みこしが市街地を練り歩き、会場内のステージでは県内外の団体やグループ、アーティストなどによる歌謡ショーやライブが次々と繰り広げられます。夕方からは「FM鹿児島」の公開録音も行なわれ、華やかなライブの様子が8月12日16~19時55分放送の「μ‘s WAVE」でも楽しめます。また、この日もかつおの刺身の試食会や漁師なべの無料配布などの“おいしいイベント”がたっぷり。
ステージ他二日間にわたる夏祭りの最後を華やかに彩るのは10000発の大花火(20~21時)。外港から打ち上げられ、何もさえぎるもののない海上の空に大輪の花を咲かせます。
そして、祭りもいよいよクライマックスへ。
フィナーレを飾るのは枕崎市民の皆さんの寄附によって実現するという3尺玉。轟音とともに直径600メートルにも広がり、夜空に無数の光を散りばめる迫力満点の3尺玉は九州で唯一なのだとか。

勇壮かつ華やかな港まつり、今年の夏の思い出づくりにおでかけになってみてはいかがでしょうか。
3尺玉花火

さつま黒潮 「きばらん海」 枕崎港まつり
【日時】8月7日(土)・8日(日)
【場所】枕崎市枕崎港一帯
【イベント内容】総踊り、大漁みこし、船団パレード、ライブステージ(ARTS、ET-KING、漁港、霧島九面太鼓“和奏”、猫ひろしほか)、シーサイドレストラン、1万発の大花火大会など。
各イベントの開催時間等はホームページなどで
ご確認ください。
*雨天延期(日程は未定)。
イベント内容は
変更になる可能性もあります。
【お問い合わせ】
0993-72-1072(枕崎港まつり運営委員会)
ホームページ:http://www.kibarankai.com

水と緑と歴史に彩られた名勝地で楽しむそうめん流し「慈眼寺公園(じげんじこうえん)」【2010年7月】

map 梅雨が明けると一気に夏の様相を見せる南国・鹿児島。今回は、ギラギラと照りつける夏の日差しに疲れたらぜひ訪れてみていただきたい癒しのスポットをご紹介します。
鹿児島市にある「慈眼寺公園」は、街中にありながら、深い森の中を渓流が水音を立てて流れ、遊歩道に沿って苔むした石橋や神社などの史跡が点在する風情あふれる公園。春は桜、夏はそうめん流しや水遊び、秋はコスモスや紅葉狩りなどが楽しめます。

浪漫を感じる歴史の小道

稲荷神社 洗心橋慈眼寺公園の一帯はもともと曹洞宗の寺院・慈眼寺があった場所。飛鳥時代(今からおよそ1300年前)に百済の僧侶によって建立されたのが起源とされるこの寺は、のちに薩摩藩8代当主・島津久豊によって再興され、島津家の菩提寺として大変栄えたそうです。明治時代の廃仏毀釈で寺は壊され、その跡地を整備して作られたのが慈眼寺公園です。

自然の地形をそのまま生かした園内には、歴史を物語る史跡があちらこちらに点在しています。和田川にかかる古い石橋「洗心橋」、二体の仁王象、石の鳥居の向こうに建つ小さな稲荷神社・・・。そのどれもが苔むして周囲の緑に馴染んでおり、この地に流れた長い時間を偲ばせます。

豊かな水の風景で涼をとる

和田川真夏でもひんやりとした空気に包まれた原生林の間を流れるのは和田川で、浅くて水がきれいなこの川は夏になると子ども達の恰好の遊び場に。川のほとりには遊歩道が整備され、清流を眺めながら木漏れ日の差す森の小道を歩いていると、暑さや街の喧騒はどこか遠くの出来事のように感じられます。
夏場は涼しげな木陰を作ってくれる緑の森も、晩秋になると赤や黄色に色づき、錦絵のような鮮やかな風景に様変わり。ここ慈眼寺公園の渓谷沿いは紅葉狩りの名所としても知られています。

江戸時代から行なわれていたそうめん流し

そうめん流し慈眼寺公園の夏の楽しみといえば、やっぱりそうめん流し。冷たい地下水でいただくそうめんは格別です。回転式のそうめん流しは鹿児島が発祥と言われていますが、慈眼寺公園のそうめん流し機は桜島と錦江湾をイメージしたという噴流式で、ここだけのオリジナルなのだとか。地元の主婦の皆さん手づくりのそうめんつゆやきれいな水で育ったマスの塩焼きなどが人気。すぐ横を流れる川から吹きあげるひんやりとした風が涼を運んでくれます。
実は、ここ慈眼寺では江戸時代からそうめん流しが行なわれていたそうです。江戸時代の旅行記“鹿児島風流”に「夏はそうめん流しとて、水上よりそうめんを流し、下にてすくい食う」という記述があるのだとか。そんな当時の人々の暮らしに思いを馳せながら、水と緑が涼しげな鹿児島の名勝地で夏のひとときを楽しんでみませんか。 そうめん流し

慈眼寺公園そうめん流し
【住所】鹿児島市下福元町3785-1
【営業期間】3月中旬~10月末
【定休日】期間中は無休
【営業時間】10時~17時30分
(日祝は18時30分まで、7、8月は19時まで)
【お問い合わせ】
099-268-2504(谷山観光協会)
*公園はそうめん流しの営業期間に関わらずいつでも入園できます。

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