南北600キロにも及ぶ鹿児島は気候も風土も様々。
温泉、グルメ、お祭りなど県内各地の多彩な情報を四季を通じてご紹介します。
龍馬とお龍ゆかりの湯も楽しめる「塩浸温泉龍馬公園」【2010年6月】

NHK大河ドラマ「龍馬伝」放映を機に、全国的に人気沸騰の坂本龍馬。鹿児島県を代表する温泉地のひとつ、霧島もまた“龍馬ブーム”に沸いています。
慶応2年、幕末の混乱の中、京都・寺田屋で刺客に襲われた龍馬は、寺田屋の養女だったお龍の機転で命を救われ、その後二人は結婚。西郷隆盛らの勧めで、事件の際に左手に負った傷を癒すため、龍馬は新婚の妻・お龍と一緒に霧島の温泉へ向かいました。季節はちょうど春の盛り。新緑と色とりどりの花々に彩られた霧島路は二人の心をとらえ、この旅の様子を詳しく書いた手紙を龍馬は姉の乙女に送っています。
龍馬が18泊もした名湯「塩浸温泉」

「傷の治療ならここがよい」と西郷らが龍馬に勧めたのが、霧島市牧園町にある「塩浸(しおひたし)温泉」。当時は天降川の支流・石坂川のほとりに数軒の宿が立ち並び、湯治場として大変にぎわっていたそうです。
龍馬は塩浸温泉に11連泊して手傷を癒し、そのかたわら、近くの犬飼の滝や和気清麻呂公ゆかりの地を訪れて、楽しい日々を過ごしました。帰路にも再びここに立ち寄り、さらに7泊したそうです。26日の霧島滞在期間中、18泊もしたというから、龍馬はよほど塩浸温泉が気に入ったのでしょう。
公園として整備された龍馬ゆかりの地

当時は大変栄えていた塩浸温泉でしたが、時代とともに寂れてしまい、公営の温泉施設が1軒残るのみに。その横に建つ龍馬とお龍の旅の記念碑に、時折、観光客の姿を見るくらいでしたが、昨年から大規模な改修工事が行なわれ、今春、日帰りの入浴施設と無料の足湯を中心とした記念公園「塩浸温泉龍馬公園」へと生まれ変わりました。オープンした5月1日は、144年前に龍馬とお龍が訪れた日に当たります。
もともとあった建物を改装した入浴施設は男湯が「龍馬の湯」、女湯が「お龍の湯」と名付けられ、塩浸温泉の湯が引かれています。公園の広場に新しく造られた足湯「龍馬とお龍の縁結びの湯」にも同じ湯が引かれ、無料で楽しむことも。川岸には実際に龍馬が入ったと言われる石の浴槽も残されています。
ドラマが数倍楽しめる「龍馬資料館」

国道223号線から橋を渡った正面には、龍馬に関する資料やゆかりの品々などが展示された龍馬資料館「この世の外」もできました。来年3月31日までは特別企画・大河ドラマ展として大河ドラマ「龍馬伝」のパネル、撮影で使われた小物類、龍馬役の福山雅治さん、お龍役の真木よう子さんが実際に着用した衣装などが展示されています。
龍馬夫妻が歩いた霧島路を歩き、龍馬が感嘆した犬飼の滝を眺め、龍馬を癒した塩浸の湯に癒される・・・。こんな霧島の愉しみ方を体験されてみてはいかがでしょうか。
塩浸温泉龍馬公園
【住所】霧島市牧園町宿窪田3606
【営業時間】資料館と温泉施設は9時~18時
【定休日】
2011年3月31日までは無休、
それ以降は毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
【料金】
入園無料、温泉は大人360円・小人140円、
資料館は大人300円・小人150円
【問い合わせ】0995-76-0007
新鮮な海の幸・山の幸が盛りだくさん!
「江口蓬莱館(えぐちほうらいかん)」【2010年5月】

さわやかな風が心地よく、遠くまで足を伸ばしてみたくなるような季節になりました。
今回ご紹介するのは、日置市東市来町の江口浜海浜公園内にある人気の物産館「江口蓬莱館」です。店内には地元でとれた新鮮な魚介類や海産物、野菜や果物などが所狭しと並び、休日などは開店前から行列ができるほど。

目の前に広がる美しい海岸では釣りや海水浴などを楽しむことも。子どもたちは砂浜で水遊び、お父さんは釣り、おじいちゃんとおばあちゃんは散歩、お母さんは物産館で買い物・・・など、それぞれに違う楽しみ方ができるのも魅力です。
夕景の美しさにも定評がある江口浜

日本三大砂丘のひとつ、吹上浜の北端に位置する江口浜。国道270号線に沿うように雄大な東シナ海が広がり、多くのサーファーが集まる県内有数のサーフスポットとしても知られています。
何もさえぎるもののない水平線に真っすぐ沈む夕日の美しさにも定評があり、晴天の日の夕暮れ時にはカメラを手にした人の姿も。
ここ江口浜に10年以上の年月をかけて整備されたのが「江口浜海浜公園」で、吹上浜で唯一海水浴ができる人工ビーチや芝生の広場などを備え、国際サンドアートフェスティバルなどのイベントも開かれています。
売り切れ御免!地元産の新鮮な魚介類や野菜

海浜公園内のビーチを見下ろす場所に建つ「江口蓬莱館」は平成15年にオープンし、今年4月で7周年を迎えました。
江口漁協共同組合直営の施設で、オープン以来、県内外からの来客で連日にぎわい、集客数・売上ともに県内でもトップクラスなのだとか。
広い店内にはマダイ、チダイ、アジ、バショウカジキなど地元で水揚げされる鮮魚を中心にした豊富な魚介類や海産物、東市来町の生産者が毎朝運び入れる野菜や果物、お土産、お惣菜、パンやお菓子までがズラリと並んでいます。

鮮魚コーナーではいけすで泳ぐ魚やエビなどをその場で下ろしてくれるサービスも。
「新鮮な刺身盛りや寿司盛りもオーダーで承っています。初めて注文された方は“この値段でこんなに!”とびっくりされますよ」と笑顔で話してくれたのは支配人の迫政昭さん。店内に併設されたレストランでも刺身定食や寿司定食などが手頃な値段でいただけるとあって、休日は行列ができるほどの人気ぶりです。
これからの季節はビーチに面したデッキでの食事も楽しめますよ。
5月3日(祝)は「ふるさと港まつり」も開催
休日はもちろん、平日でも朝から多くの人でにぎわう「江口蓬莱館」。海沿いのドライブを兼ねて訪れる遠方からのお客様が6~7割を占めているのだとか。
5月3日(祝)には近くの江口漁港周辺で「ふるさと港まつり」も開催されます。天然魚のつかみ捕り大会、漁船乗船体験航海、“秋太郎(バショウカジキ)”などが当たるお楽しみ抽選会など、江口漁港ならではの楽しいイベントがいっぱい。
今年のゴールデンウイークはご家族やお友達同士で江口浜に遊びに行ってみませんか?
ふるさと港まつり
【お問い合わせ】099-274-2326(江口漁協)
江口蓬莱館
【住所】日置市東市来町伊作田7425-5
【お問い合わせ】099-274-7666
【営業時間】9時~17時(5~9月は18時)
【営業時間】★レストランは11時~14時
【定休日】第1・3火曜日(祝日の場合は翌日)、7月・12月は無休
【ホームページ】http://www.j-bee.com/eguchihourai/
丸ごと1本のまぐろが当たるかも!?
「第19回串木野まぐろフェスティバル」【2010年4月】

遠洋まぐろ漁業が盛んで、“まぐろの町”として知られている「いちき串木野市」。今回は、まぐろ漁業の拠点である串木野漁港を舞台に、毎年4月に開催されている「串木野まぐろフェスティバル」をご紹介します。
まぐろが丸ごと当たる大抽選会、まぐろの解体ショー、活魚のつかみ取りなど、他ではなかなか体験できないダイナミックな内容に、訪れたお客さんは大喜び。まぐろはもちろん、新鮮な海産物や珍しい特産品など、“食べる楽しみ”もいっぱいです。
串木野港とまぐろのかかわり

豊かな魚場に恵まれた東シナ海に面したいちき串木野市は、昔からアジ、サバ、イワシなどがたくさん水揚げされ、県内有数の漁業の町としてにぎわっていました。
東シナ海でのカジキ漁も盛んで、夏には船員さん達がまわしを締めて相撲をとったり、甚句を歌ったりして、航海の安全と大漁を祈願する“漁願相撲”なども行なわれていたそうです。
活気に満ちた港町の中心となっていたのが串木野漁港。やがて、近海漁業だけでなく、遠洋まぐろ漁業も行なわれるようになりました。串木野漁港はまぐろ船の母港として整備され、現在ではまぐろ船の隻数が日本一(45隻)なのだとか。
また、いちき串木野市では、地域興しの一環として、まぐろを使った特産品も次々と開発。中でもまぐろのスープを使い、生のまぐろをトッピングした「まぐろラーメン」は話題の逸品です。
楽しいイベント盛りだくさん「まぐろフェスティバル」

そんな“まぐろの町”をさらにPRするために平成3年から始まったのが、「串木野まぐろフェスティバル」。
19回目となる今年は、4月24日(土)、25日(日)に開催されます。

イベントの目玉となるのは、まぐろが1本丸ごと当たる大抽選会。2日間で合計10本も当たりが出るとあって毎年大人気のコーナーです。
まぐろの解体ショー&即売、冷凍まぐろの解凍・造り方教室も開催され、市価より3~4割も安いまぐろの販売に長い行列ができるそう。
会場には串木野名物のつけ揚げ(さつまあげ)、ちりめん、干物などの海産物や、野菜・果物などの特産品市もズラリ。食の広場では、まぐろ丼を始め、人気のまぐろラーメン、いちきポンカレー(ポンカンを使ったカレー)などの名物料理も提供されます。
このほか、人気のテレビ番組「SASUKE」のメンバー“サスケオールスターズ”によるイベント、活魚のつかみ取り、郷土芸能や歌謡ショーなどのステージ、そして今年から漁具やまぐろの釣り方などを紹介する「まぐろ展示館」も新たに加わって、盛りだくさんの2日間です。
大漁旗が潮風にひらめき、港町ならではの活気あふれる会場に、ご家族で足を運んでみませんか。
第19回 串木野まぐろフェスティバル
【日時】2010年4月24日(土)・25日(日) 9:00〜17:00
【場所】いちき串木野市・串木野漁港外港
【イベント内容】まぐろお楽しみ抽選会、まぐろかぶと焼きの無料配布、冷凍まぐろ解体ショー&即売、冷凍まぐろ解凍・造り方教室、SASUKE、活魚つかみ取り、まぐろ展示館、巡視船「とから」見学、郷土芸能、歌謡ショー、「食の広場(まぐろ丼、まぐろラーメン、いちきポンカレーなど)」、特産品の販売など
【お問い合わせ】
0996-32-2181(串木野まぐろフェスティバル実行委員会)
▲ページtopへ
▲ページtopへ
※画像及び記事の無断転用を禁じます。