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かごしま四季彩情報

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南北600キロにも及ぶ鹿児島は気候も風土も様々。
温泉、グルメ、お祭りなど県内各地の多彩な情報を四季を通じてご紹介します。

生命が息づく豊かな干潟「重富海岸」【2009年6月】

map 日本の海の原風景とも言える“白砂青松”の海岸。潮が引くと現れる干潟にはたくさんの生物が生息し、海の浄化に一役も二役も買っています。ところが、近年、こうした“生きた海”が全国的にも減少し、海岸の風景が姿を変えつつあります。
松林 そんな中、姶良町の重富海岸には、白砂青松の風景と豊かな干潟が今も健在。この海を愛する人々によって大切に守られています。

錦江湾の奥に広がる絶景

桜島遠景錦江湾をぐるりと囲むように走る国道10号線。旧道から少し入り込んだところに、まるで“秘密の入り江”のようにひっそりと存在するのが、姶良町の重富海岸です。
緑の松林を抜けた先にはどこまでも穏やかな海が広がり、右手には桜島の北岳、左手には大隅半島が一望。思いがけない絶景と出会えます。

命を育む海のゆりかご

磯辺の生物 潮の満ち引きによって全く異なる様相を見せるのも、重富海岸の大きな魅力。大潮の時には300メートルも潮が引き、広大な干潟が現れるのです。干潟にはハマグリ、アサリ、ゴカイなどさまざまな生き物が生息。こうした干潟の生き物たちは、水の汚染の原因となる有機物を分解し、海や砂浜の浄化に大きな役割を果たしているのだとか。また、大きな魚などが入ってこない浅い海は、稚魚たちが安心して生活できることから「海のゆりかご」と呼ばれ、小さな命を育んでいます。春や秋の渡りの季節になると、シギやチドリなどの渡り鳥も羽を休めに訪れ、干潟はいっそうにぎやかになります。干潟

豊かな海の守り人たち

生命を育む貴重な干潟ですが、30年ほど前から、開発などにより全国で少しずつその姿が消えていきました。昔は“貝が湧く海”と言われた重富海岸も、次第に生き物たちが減少し、浜辺にゴミなどが散らばるようになったそうです。
ワークショップ そんな時、「大切な役割を持つ干潟と美しい風景を守りたい」と立ち上がった人たちがいました。環境教育や自然活動に取り組むNPO法人「くすの木自然館」のメンバーたちです。
松林の奥に「重富干潟小さな博物館」を作り、一般の人たちに向けて干潟の観察会やワークショップなどを行なっています。メンバーや地元の子どもたちが毎日ゴミ拾いをしているという砂浜や松林は美しく、とても心地よい空間。博物館には小さなカフェも併設し、松林を抜ける潮風に吹かれながらティータイムを楽しむことも。7月には海水浴場も海開きします。いろいろな表情を見せてくれる重富の海に遊びに来ませんか?
重富干潟小さな博物館とカフェ

重富干潟小さな博物館  姶良郡姶良町平松7703
【開館時間】10時~16時(カフェは17時まで)
【定休日】火曜日
【料金】入場は無料、観察会やワークショップは有料(要予約)
【問い合わせ】0995-55-5666

≫くすの木自然館ホームページ

幻想的なホタルの舞・「奥薩摩ホタル舟」【2009年5月】

map 宵闇の中をふわりふわりと舞うホタルは、日本の初夏の風物詩のひとつ。
水がきれいで自然豊かな鹿児島県にはあちこちにホタルを見られる場所がありますが、中でも薩摩郡さつま町を流れる川内川(せんだいがわ)流域は、無数のホタルの乱舞が見られる名所として知られています。

他にはない「地域の宝」を町の観光に活かす

川内川川内川は熊本県に源を発し、宮崎県を経由して、鹿児島県から東シナ海に注がれる全長137キロメートルもの大きな川(九州2番目)。さつま町は町の中心を縫うように川内川が流れ、泉質のよい温泉も湧く自然豊かな町です。
この川の流域にたくさんのゲンジボタルが生息していることがわかったのは、今から10年ほど前のこと。「他にはないこの素晴らしい宝物を多くの人に見てもらって、町作りに活かしたい」と、地域の人々を中心に「奥薩摩のホタルを守る会」を発足させ、官民一体となってイベントの実現に向けて動き出しました。
ホタル舟ホタルの生息地は人が足を踏み入れることができない流域だったため、川くだりをしながらホタル観賞をするというアイディアを採用。多くの賛同者やボランティアスタッフも集まり、平成14年5月、第1回目の「奥薩摩 ホタル舟」が船出をしたのです。

幽玄な世界ともてなしの温かさに感動

自然豊かな清流をゆっくりと進む棹差し舟。闇の中に弧を描く無数のホタルの光。それは日常では決して味わうことのできない幻想的な世界です。
ホタル舟の運行中は、ホタルの微かな光をより輝かせるために、川岸の民家では自主的に電気を消したり、明かりが外に漏れないような工夫をしたりして協力してくれるのだとか。ホタルの舞う幽玄な世界とともに、こうした地元の人々の温かいもてなしの心が伝わり、「奥薩摩ホタル舟」は年々人気が高まり、毎年この季節を楽しみに待っている人がたくさんいます。
3年前の夏、この辺りに甚大な被害を与えた水害によって、ホタルの数が以前よりも減少してしまうという残念な出来事がありましたが、地元の人々は、再びホタルの乱舞が見られることを願い、川の清掃活動や植栽などを行なっているそうです。
およそ2キロメートルを40分かけて、ホタルの舞い飛ぶ川面をゆっくりと進む舟の旅。
今年はどんな幻想的な世界を見せてくれるのでしょうか。

「第8回 奥薩摩ホタル舟」
【運行期間】5月22日(金)〜6月6日(土)
【運行場所】
 薩摩郡さつま町神子(こうし)地区内 川内川流域
【集合・受付】
 あびーる館(さつま町神子228−7)
乗船場まで無料シャトルバスを運行
乗船手続きは19時〜
【運行時間】20時〜、その後3分おきに運行
【乗船人数】1日190人 必ず予約が必要
【料金】大人1500円、小学生以下1000円
3歳以下の子どもは乗船不可
【予約】5月7日〜
 予約センター 0996-59-3250・3251(10時〜15時)
【問い合わせ】0996-53-1111(さつま町鶴田総合支所)
【ホームページ】http://www.satsuma-net.jp/hotarubune/

1年中楽しめる花の楽園「フラワーパークかごしま」【2009年4月】

map 離島を含めると南北600キロにも渡る鹿児島県。そこには亜熱帯気候の南国の島々から標高1000メートル超の霧島連山まで、多種多様な自然環境が存在します。 そんな多彩な自然をいちどきに楽しめるのが、指宿市山川町にある「フラワーパークかごしま」です。ここは一年中花が絶えない楽園ですが、これからの季節はさらに花々が咲き誇り、一番の見頃を迎えます。

東京ドーム8個分の広さを誇る花のテーマパーク

フラワーパークイメージ

薩摩半島の南端、指宿市山川町に鹿児島県の施設として、「フラワーパークかごしま」がオープンしたのは平成8年のこと。その広さはおよそ東京ドーム8個分で、自然の地形や自然林を活かして作られた広大な花のテーマパークです。鹿児島の気候で育つ様々な植物はもちろん、ブラジル、オーストラリア、南アフリカなど世界の国々から輸入した珍しい植物も含め、240種、40万本もの植物が植栽されています。
小高い丘の上からは海や対岸の大隅半島も見渡せ、晴れた日には三島村の硫黄島、竹島、黒島なども一望。園内はとても広く、ゆっくり歩いて回ると半日以上はかかりますが、園内を周遊するバスも定期的に出ているので、好きな場所で降りてそこを中心にゆっくり楽しむこともできます。

1日で世界の花めぐりを楽しめる

「フラワーパークかごしま」は“花・風・光のシンフォニー”をキャッチフレーズに、大きく3つのエリアに分かれています。
光のエリア外周をめぐる「光のエリア」は英国風のロマンティックな庭園、白い珊瑚石を積み上げた石壁にヤシやハイビスカスが映える南国風のエリア、高台にある展望回廊からの絶景などが見どころ。
「風のエリア」は自然のままの地形や自然のクロマツ林を生かし、シャクナゲ、ツツジ、アジサイなど日本ではお馴染みの風景が広がっています。
風のエリアと花のエリア最後に「花のエリア」の入り口をくぐると、水音が響き、ガジュマルやソテツが繁る熱帯雨林のような雰囲気に。ここは屋久島・奄美など南国の島々をイメージしているそう。しばらく歩くと、照葉樹林を中心にした見慣れた風景が広がります。ここは「薩摩・大隅の森」。さらに行くと、高山植物が繁る「霧島の森」へ。多彩な風景が次々と現れ、鹿児島の豊かな自然を体感することができるエリアです。
そのほか、園内にはブーゲンビリア、ランなどが鮮やかに咲き誇るウインドスルー型の屋外庭園や、熱帯のジャングルの珍しい植物が生い茂る温室なども。
広い園内は変化に富み、いながらにして世界旅行を楽しんでいるよう。甘い香りが漂う広い園内で、春の散歩を楽しんでみませんか?

フラワーパークかごしま
オブジェ 【住所】鹿児島県指宿市山川岡児ヶ水1611
【定休日】
 無休(12月30日・31日のみ閉園)
【開園時間】
 9時~17時(入園は16時30分まで)
【料金】大人600円、小・中学生300円、幼児無料
【問い合わせ】0993-35-3333

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