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日本の海の原風景とも言える“白砂青松”の海岸。潮が引くと現れる干潟にはたくさんの生物が生息し、海の浄化に一役も二役も買っています。ところが、近年、こうした“生きた海”が全国的にも減少し、海岸の風景が姿を変えつつあります。
そんな中、姶良町の重富海岸には、白砂青松の風景と豊かな干潟が今も健在。この海を愛する人々によって大切に守られています。
錦江湾をぐるりと囲むように走る国道10号線。旧道から少し入り込んだところに、まるで“秘密の入り江”のようにひっそりと存在するのが、姶良町の重富海岸です。
潮の満ち引きによって全く異なる様相を見せるのも、重富海岸の大きな魅力。大潮の時には300メートルも潮が引き、広大な干潟が現れるのです。干潟にはハマグリ、アサリ、ゴカイなどさまざまな生き物が生息。こうした干潟の生き物たちは、水の汚染の原因となる有機物を分解し、海や砂浜の浄化に大きな役割を果たしているのだとか。また、大きな魚などが入ってこない浅い海は、稚魚たちが安心して生活できることから「海のゆりかご」と呼ばれ、小さな命を育んでいます。春や秋の渡りの季節になると、シギやチドリなどの渡り鳥も羽を休めに訪れ、干潟はいっそうにぎやかになります。
そんな時、「大切な役割を持つ干潟と美しい風景を守りたい」と立ち上がった人たちがいました。環境教育や自然活動に取り組むNPO法人「くすの木自然館」のメンバーたちです。
重富干潟小さな博物館
姶良郡姶良町平松7703
【開館時間】10時~16時(カフェは17時まで)
【定休日】火曜日
【料金】入場は無料、観察会やワークショップは有料(要予約)
【問い合わせ】0995-55-5666
≫くすの木自然館ホームページ
宵闇の中をふわりふわりと舞うホタルは、日本の初夏の風物詩のひとつ。
川内川は熊本県に源を発し、宮崎県を経由して、鹿児島県から東シナ海に注がれる全長137キロメートルもの大きな川(九州2番目)。さつま町は町の中心を縫うように川内川が流れ、泉質のよい温泉も湧く自然豊かな町です。
ホタルの生息地は人が足を踏み入れることができない流域だったため、川くだりをしながらホタル観賞をするというアイディアを採用。多くの賛同者やボランティアスタッフも集まり、平成14年5月、第1回目の「奥薩摩 ホタル舟」が船出をしたのです。
3年前の夏、この辺りに甚大な被害を与えた水害によって、ホタルの数が以前よりも減少してしまうという残念な出来事がありましたが、地元の人々は、再びホタルの乱舞が見られることを願い、川の清掃活動や植栽などを行なっているそうです。「第8回 奥薩摩ホタル舟」
【運行期間】5月22日(金)〜6月6日(土)
【運行場所】
薩摩郡さつま町神子(こうし)地区内 川内川流域
【集合・受付】
あびーる館(さつま町神子228−7)
★乗船場まで無料シャトルバスを運行
★乗船手続きは19時〜
【運行時間】20時〜、その後3分おきに運行
【乗船人数】1日190人 ★必ず予約が必要
【料金】大人1500円、小学生以下1000円
★3歳以下の子どもは乗船不可
【予約】5月7日〜
予約センター 0996-59-3250・3251(10時〜15時)
【問い合わせ】0996-53-1111(さつま町鶴田総合支所)
【ホームページ】http://www.satsuma-net.jp/hotarubune/
離島を含めると南北600キロにも渡る鹿児島県。そこには亜熱帯気候の南国の島々から標高1000メートル超の霧島連山まで、多種多様な自然環境が存在します。
そんな多彩な自然をいちどきに楽しめるのが、指宿市山川町にある「フラワーパークかごしま」です。ここは一年中花が絶えない楽園ですが、これからの季節はさらに花々が咲き誇り、一番の見頃を迎えます。

外周をめぐる「光のエリア」は英国風のロマンティックな庭園、白い珊瑚石を積み上げた石壁にヤシやハイビスカスが映える南国風のエリア、高台にある展望回廊からの絶景などが見どころ。
最後に「花のエリア」の入り口をくぐると、水音が響き、ガジュマルやソテツが繁る熱帯雨林のような雰囲気に。ここは屋久島・奄美など南国の島々をイメージしているそう。しばらく歩くと、照葉樹林を中心にした見慣れた風景が広がります。ここは「薩摩・大隅の森」。さらに行くと、高山植物が繁る「霧島の森」へ。多彩な風景が次々と現れ、鹿児島の豊かな自然を体感することができるエリアです。フラワーパークかごしま
【住所】鹿児島県指宿市山川岡児ヶ水1611
【定休日】
無休(12月30日・31日のみ閉園)
【開園時間】
9時~17時(入園は16時30分まで)
【料金】大人600円、小・中学生300円、幼児無料
【問い合わせ】0993-35-3333